今年もヨーロッパ最大のアウトドアショーISPOへ。
開催地はミュンヘン。
市庁舎のあるマリーエンプラッツは観光客が多くいる。
尖った豪勢な古い建物の前には金の像。
ヨーロッパのお決まりパターン。中世における繁栄の証なのだろう。
到着前日に雪が降ったとのこと。
寒く白いヨーロッパの街並みを楽しみつつ夕食のため老舗の居酒屋へ。
しらっとした外観とは真逆の賑わう店内だが、とても落ち着く良い雰囲気。
酢漬けのキャベツと共に盛られたニュルンベルガーソーセージにバイエルン地方の郷土料理。
金色に美しく輝くビールは残念ながらどれも苦いとしか思えず、ビールの国に来ても口にすることはない。
街を歩いて出くわす屋台はナッツか栗。
売り物よりもその存在がかわいく、ついついシャッターをきる。
街を見る時間もなかったため、展示会で見た中で気になったものを少し。
ランチは会場内にあるカフェでとるわけで、こういうところでは無難にカリーブルストなどの国民食を選ぶことにしている。
ソーセージにではなくなぜかポテトにカレー粉末がかけられていた。
ドイツあるあるなのだろうか……。
市内はトラムと地下鉄の移動で事足りる。
改札のないヨーロッパの鉄道は何か物足りなさを感じる。
ミュンヘンではほぼ展示会場とホテルの往復のみだが、合間を縫っていくつか立ち寄る店もある。
店内用の買い物カゴがかわいい洒落た雑貨店MANUFACTUM。
他に楽しみといえば夕食くらいだが、毎食ソーセージというのもつまらない。ホテルの近くにアラブ人街があったのでそこに向かった。
適当にはやってそうな店を店外の雰囲気で感じ取り、恐れることなくいつも来ている様な顔をして入店。
怯んだら負ける。知らない場所では常に強気で行くことにしている。
適当に頼んだのでボリュームを読み違え、2人なのに4人前程の分量に。
アラーの神に謝りたくなる結末。
空気が冷たく綺麗なせいか、通りから見た夕暮れ時のフラウエン教会の後ろに広がるブルーからピンクのグラデーションの空は、疲れを吹き飛ばすほどの美しさがあった。