TRIP REPORT

Entries by Naoki Ei, the Director/Designer of CITERA

初夏のロンドンレポート。


1998年以来のロンドン。
当時は中心地から離れた住宅街に住んでおり、学生だったこともあって街にはほとんど行かなかった。
行ったところといえば、ガラの悪い地区にあるスケートパーク、近所や郊外の公園くらいだった気がする。
20年前に半年暮らしていたとはいえ、街のホテルに泊まってその周辺を散策するのはほぼ初めてなわけで、分かることといえば地下鉄の乗換え方くらい。街の様子もその頃とはすっかり変わってしまっている。


と言いながら初日に向かった先は、街から車で40分くらいのリッチモンドにある皇室管理のリッチモンドパーク。ウィンブルドンの近くと言えばなんとなくわかるような気になってくるはず。
この公園は非常に大きく、鹿やウサギが放されているのだが、それが放し飼いなのか、野生なのかは不明。
ビートルズの「The Fool on the Hill」の「Hill」はこの公園の丘のことだという話を聞いた覚えがあるが、実際に本当かどうかは不明。
とにかく広大な広さに参ってしまう。
この公園に来ると、ピンク・フロイドやビートルズの曲に壮大さがある理由がなんとなく理解できるような気がする。
この地区には高級住宅地やミュージシャンなどの持ち家も多くあったりするそうだ。


次にそこからほど近いキューガーデンへ向かうが、その前にキューガーデンの近くにある老舗カフェ「Newens」でランチをとることに。
ここは「The Original Maids of Honour」というエッグタルトの様な焼き菓子が有名とのこと。
パイやキッシュ、スコーンなど家庭的なイギリス料理が楽しめる。


こちらのキューガーデンも皇室管理だか運営なのだとかで、「QUEEN’S GARDEN」と言われている。
イギリス式の庭園や様々な温室を見て回ることができる。
個人的に面白かったのは、サボテンや多肉など乾燥地帯の植物がある温室。外観もモダンな感じの造りでとても良く、何と言っても大好きなハオルチア系の多肉が、普段見ることのできない群生状態で植えられていたりする。まさかそんなものが原生地に行かずして見られるなんて夢のようだった。


そろそろ街の様子にも触れておこう。
この10年ほどで最も変わったとされるショーディッチ地区は、元はインド人街だったそう。その名残は今もあり、少し外れると良いスパイス店やレストランもあるようだ。
しかし、今回はそこまでは行かず「原宿」化したメイン通りをぶらついてみた。
街を歩いて小腹が空けば、老舗のベーグル屋「BRICK LANE BEIGEL BAKE」で小ぶりなベーグルをつまむのもよい。
日曜に行ってみたら予想以上の混雑に参ってしまったが、時間のかかるものではないので5~10分も待てば買うことができる。
例える必要はないが、浅草の「亀十」でどら焼きを買うようなものかも。


建物の感じが良かったので見てみると「HOMESLICE」というピザ屋だった。人気店なのか味も良いのかは未確認だが、外観の雰囲気はとても良い。


JASPER MORRISONのお店があることを梶原さんから聞き、そこにも行ってみることに。
ブザーの上に小さく書いてある以外サインなどはないので、注意していくべき。
店内には日本の雑貨、彼のデザインしたものなど「洗練されたプロダクトデザイン」と言えるものが並んでいる。店内で写真を撮る雰囲気ではなかったので外観写真のみ。


この地区だけでも大小3つの商業施設がある。
「BOXPARK」、「OLD SPITALFIELDS MARKET」、「DINERAMA」。

BOXPARKは省くとして、OLD~は週末になると大きな敷地に様々なブースが出るマーケットである。
常設店舗や飲食店もあり若い人向けの観光スポットという感じだ。


DINERAMAは飲食店が集まった掘っ建て小屋風の集合施設。
お酒を呑んでわいわいやりたい人たちが集まっている感じなので5分で退散したが、好きな人は好きなのだと思う。訪れている人たちは楽しそうに盛り上がっていた。
他の地区にも同じような雰囲気の飲食を集めた場所があったので、ロンドンではこの手の施設は特に人気なのだろうことは察しがつく。

その他のものは後編として次回に。





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