PRODUCT STORY

Entries by Naoki Ei, the Director/Designer of CITERA®

 

関東に住んでいると本格的な寒さはもう少し先になるだろう。
とは言え、真冬になるまでこのPWBのアイテムを放置しているのもなんだか勿体無い。
いや、勿体無いというのは違う。
早くこれを着たいという気持ちだろう。
「だったら着れば良いじゃないか」と言われそうだが、それはこのPWBの意味を知らない人の言葉だろう。






PWBとは、「POLARTEC WindBloc」のP、W、Bである。
正式に書くと「Windbloc」。
POLARTEC社のWindbloc®という名称のフリース生地のことで、フリース/フィルム/フリースの3層構造だから、フリースであっても風を通さないし内側の熱も逃がさない優れものである。
もちろん中間層のフィルムは透湿性のあるものなので内側の湿気は外へ排出。



そういった機能があるため寒い日には抜群に良い。
特に風が冷たい日なんて本当に助かる。
フリースだから軽いしストレッチ効いてるしでそれはもう楽。
ただ寒くない日に着ると暑いので注意。
手に持って行動するハメに。
でも軽いから苦ではない。
ワークっぽいスタイルと品の良い繊細なフリースの雰囲気がマッチした素敵なこのジャケットを早く着たいけど、寒さがまだ来ない関東ではもうちょっと先かな~、と。





なんて思っていると、出張先のアメリカ中部・東部が寒いとのことで早速着て渡米!なんとも快適。
冷たい風が吹く0度前後の街を、「無謀かな??」とも思いつつロンTにジャケットで一日過ごしてみたところ、まあ耐えられないことはない。
あっちこっちと歩いているし、もちろん襟も立てているので、背中のあたりに時折寒さを感じる程度。多分、薄い中綿のカーディガンとかニットを着れば全く問題ないだろう。
太陽の光があれば黒なので熱を取り込んでとても温かい。




パンツは裾を折り返したダブルのスタイル。
雰囲気は既にできているので、「おっさんのスラックス」にもならないし、裾にかけての絶妙なテーパード具合がスラっと見せてくれる。
そんでもってフリースの素材感がソフトなので、上下合わせて着るとかわいくもカッコいい、なんとも言えないスタイリングになる。
それでいて温かいっつうんだからもうそれ以上言うことなし!



言うことなし!なんてことはないか。
言いたいことはもっともっとある。
もともとのイメージはヨーゼフ・ボイスの作品「フェルトスーツ」で、それにイギリスの昔っからあるワークジャケットの雰囲気を合わせつつ、今着ても洒落て見えるように、また今の時代に合った機能性の高いものにアレンジしたワケ。
流石にフェルトの生地なんて着れないし、ウールはいいんだけどやっぱり重いし、いいウール使うともっと高いし。
ウールがいい人はCITERA®じゃないものを着ればいいと思ってますし。
エルメスとかの柔らかくて美しいウールの何十万もするやつとか。
もちろんそれも欲しいですけど……。





このアイテムは機能的にも関わらず、丸っこいディテールやフリースの起毛感がウールとかフェルトでできたレトロな感じの雰囲気も持っているので、他にはない面白いウェアだと自信を持って言える。
特に、アウトドアブランドが都会的なアレンジを加えた面白くもないウェアなんかより100倍良い!
100倍は言い過ぎだけど、パーソナリティがないあの手のウェアとは全く別物。
土俵が違う。あっちは物自体に熱意というか人間味というか、そういった青くさいものがない(青くさいってなんだ?)。

さてさて、ここでPWBのオススメのスタイリングでも。
上下で着るならオックスのボタンダウンシャツに、それだけでは少し寒いのでニットのジップパーカーとか。
足元はNBのスニーカーなんてのがかわいい、グレーの993とか。愛嬌のあるニューヨーカーって感じで。






ジャケットだけなら、パンツはグレーのコーデュロイやチノパンがいい。
シャツ、ニット、セントジェームスのボーダーとか中に着て。
足元はコーデュロイならブーツがいいし、チノパンならスタンスミスとか白のスニーカーがいい。
おしゃれもできるIQの高い人って感じで。MITとかNYUを出て映画の仕事してそうな感じ。
パンツだけで着るなら……んん、何でもいいかな(笑)。
だって何にでも合うんだから。
着る人にお任せで、その人の個性にちゃんと合うように仕上がっているから大丈夫!
自信を持って着てくれればそれでよし。
CITERA®ってそんなウェアばかりを作っているので他にももっとトライして欲しい。





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