PRODUCT STORY

Entries by Naoki Ei, the Director/Designer of CITERA

 

JET BLK PACKはオリーブカラーのカラバリとしてブラックアウトさせたバージョンではあるが、オリーブのメインパネル素材は産業資材でキャンバスにビニールの加工がしてあるものだったので、強度は高いが重量がかさんでいた。

 

今回のものは、かなり強度のある(1680D)ナイロン製で以前のものより260g軽くなった。
強度的にどのくらい強かといえば、防弾チョッキに使われたりする生地なので、空港の預け入れ荷物の乱暴な係員に扱われても切れたりほつれたりしないという具合だろうか。


 

バックパックを使っていて思うのは、普段仕事で使う時はPC、ペンケース、ケーブル、ティッシュや本とか細かいもの程度なので一つ口のもので事足りる。
ちょっと荷物が多い時、例えば1泊とか2泊する時。一つ口だと何かを出す際に結構困る。
まず着替えがあるというだけでかなりスペースを使う。
取り出したいものがその下に潜り込んでいた場合なんてそりゃもう面倒臭い。
たった1本のUSBケーブルを出すために行商みたいに荷物を広げたりなんてしたくない。

とにかく宿に着くまで必要ないものと、移動中すぐに出したいものなどを分けておけることが重要だ。


 

色々なカバンを使ってみて、どんなものが一番使えるのか?というよりどんなものが一番楽か、ということが重要な気がする。
だって「重い、痛い、邪魔」このどれか一つでもあると未就学児の様に道端で泣きたくなる時がある。
もちろん大人ですから泣きませんよ、我慢できますから。でもね、心の中ではもうわんわん泣いていますよ、「この重いのどうにかしてー!」とか「手がちぎれそう!」とか。
まあ、それってそもそも荷物が多いってことなんですけどね。


 

そうなると、やっぱりバックパックが一番楽で身動き取りやすいってことになりますよね。
とりあえず両手は空くわけですし、両肩に負担は分散されますからね。
それでも「嫌だ!」という時は、トロリーを使って、持つ/背負うバッグは最小限にするのが解消策ですかね。


 

でもトロリーを使いたくない時もあるのでそんな時は、もう覚悟を決めて目一杯バックパックに荷物を詰め込む!
そして修行の様にガンガン移動する。そのためのバックパックなのだから。
だからこそ頑丈なものを選びたい。詰め込んだ荷物で膨らんで壁に擦り付けたり、重さに参って放り投げたり、蹴っ飛ばしてイライラを解消したりと、手荒に使ってもOKなものを。


 

そうやって自分らしいバックパックに育てていけるのだ。バッジやピンズ、ワッペンなんかもつけたりしてね。

 

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