PRODUCT STORY

Entries by Naoki Ei, the Director/Designer of CITERA®

 

3WAYバッグなのにTWO-FACEって品名は上の画像の通り、見た目が変わる2つの顔を持つかばんだからだ。


以前から3WAYバッグを使いたかった。あるブランドのものを使ってみたけれど何となく納得いかないというか、「使っていたい感」が湧かなくてすぐに使わなくなってしまった。多分それって、電車に乗ったり街を歩いていると目の前に同じような(というか全く同じ)カバンがよく現れるからだったと思う。
それは、買う前から分かっていたことなのだけれど。


これまで、「人と同じものが嫌だ」という理由で人と違うものを選んで来たわけではない。欲しいと思うものがなかったり、ここがこうじゃなかったら欲しいのに、とかそういう理由で常に「ほかに無い物」を選ぶしかなかった。もちろん派手だったり突拍子もないものが欲しいわけではなくて、普通で良いのだけれど、斜めから見た時に「これはなんだ?」と思えるものが欲しいと思ってきた。
その結果として「人と同じものが嫌だ」ということなんだけれど……。
いかにも理屈っぽい人の理由だw


そんな理由もありつつ、3WAYバッグに関して思うことがあった。一つのものを縦と横で使うわけだから、どちらかが本来の位置ではない状態で使われるということ。これがどうにも納得がいかなかった。
人が使っているのを見ていると、ついつい顔を横に回してしまいそうになる。電車なんかでそんなことをしていたら完全におかしいやつだ。もちろんそんなことはしない、自制心を持った立派な大人だから。


とにかく、見るたびにこの実際の向きとは違う方向で使われているカバン達が気になっていた。使っている人からしたら、「それで問題が生ずることなどないのだから気にするまでもない」となるのだろう。だからそれで使っているのだ。しかしそれは違う、大いに違う。
バックパックタイプとして使ったとしても、荷物の出し入れをする時、横位置で出し入れをしているのを私は知っている。なぜならそれは、横位置の顔を持っているものを置く時は横に置きたくなるのが人間の性なのだ。
横で入れて縦で使えば、シェイカーで振った様に中のものは混ざってしまうぞ!混ぜたくないのにだ。

横位置スタイルのカバンを背負っている人を電車や街で見るたび、首を曲げながらそんなことを考えてしまうなんて、なんとも面倒臭いやつだ。


それを解消する方法を考えた結果がこのTWO-FACE CASE。
マスクみたいなものを付けて使い分けができる様にすれば、上記の様な面倒臭い考えを持った人を救うことができるのではないかと。
そして、中で荷物が満遍なく混ざるのも防止してもくれる。
いいことしかない。

3WAYタイプのバッグはスポーツスタイルも嫌だし、ビジネスっぽいのも嫌だ。その中間を狙うつもりなんて全くないが、大人が仕事でも旅行でも遊びでも格好良く使えるギミックの効いたこれまでのマーケットに存在しない3WAYを作りたかった。


CITERA®のアイテムは、マーケットを満たすために何となく存在しているのではなく、こんなものが使いたい!というはっきりとした存在理由があるのだ。



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