STORY第33回はT-Shirtsについて。
今年の気象状況もどうやら一筋縄ではいかないらしい。
4月にして25℃を上回る気温を出したり、春の大型連休も気温と湿度が高くなるようだ。
もう夏のことを考えないといけない。
まだ春を存分に楽しんでいないというのに……
なんて天気を相手にうんざりしていても、人生が楽しくなるわけでもなく、少しでも気持ちに負担が無いように努めるしかないわけで、そんな時は能天気にこの夏に着るT-Shirtsのことでも考えるしかない。
もちろん直接T-Shirtsのことではなく、夏の休暇で行く場所をあれこれと考えながら、そのついでに目的地に合いそうな1着を選ぶなんてのもいい。
そんな際には、CITERAの今季のT-Shirtsも選択肢の中に是非入れて欲しいものだ。そうなるためにここでT-Shirtsについて講釈を垂れておこう。
夏が暑いのは当たり前のことだし、もう数十回も経験してきた。
なのに毎年「去年もこんなに暑かったっけ?」と思ってしまい、自分のバカさ加減にも毎度うんざりするのが夏。
とにかく汗をかくということがつらい。
つらいというより不快と言った方がよい。
スポーツで流す汗ではないので「ハツラツ」とか「爽快」といった清々しさなんて無縁だ。
汗のかき具合によっては「気持ち悪い」なんて思われてしまうのではないか?などと勘ぐってしまうことすらある。
人間だから仕方ないのに、汗というやつはマイナス思考に拍車をかける。
まったく社会生活というのは時になかなか難しい。
そんな時にだ、CITERAの2L POLARというT-Shirtsを試してみてもらいたい。
2層構造なのだが、肌に触れる内側の生地であるポーラテックの吸水速乾素材がなんとかしてくれる。
そう、無責任かもしれないが、そこは試してから感じて欲しい。POLARTECの信頼できる技術がとにかく「なんとかしてくれる」のだ。
他力本願と言われても構わない、こちとら泣きながら他力本願寺に駆け込んだのだから。
とまあダジャレはさておき。
世に機能重視で快適をうたうT-Shirtsなんて山程ある。
しかし、テカテカのツルツルのあの機能系T-Shirtsを普段着たいとは到底思えない。スポーツする時ならいいけれど、普段あれで過ごすのはちょっと美意識に反する。
体育教師かジムのインストラクターだったら話は別なのだが。
そこでCITERAの2L POLARってやつは外側にはとても柔らかい「フェザーコットン」という高級な綿生地を使っている。
超長綿の中でも丸みを持ち丁寧に手摘みされた綿花からできたもので、上品さと清潔感さえ感じてしまう綿である。
どんなに汗をかいていても、1層目が汗を吸い取り外に揮発させ、2層目のフェザーコットンが涼しい顔を装ってくれる。
そして袖や裾からさり気なく現れる古風にも見える機能素材の柄は、どこか洒落て見える。
こんな機能系T-Shirtsはかつてあったか?と自画自賛してしまいそうだ。
いや、十分している……
すっかり2L POLARの話ばかりになってしまったが、その他に背中にパターンをプリントしたものも用意している。
こちらはコットンだけのものだが、先日スリランカに行った際にバンダナ柄のものを着ていたのだが、ペイズリー柄があちらのインド諸国と相性抜群なのは周知のこと。
これは見た目の話ではあるが、旅などの際街に溶け込むことは以外と重要である。
他の千鳥格子や市松模様も、昔から都市の中において機能的な役割として活かされることのあるデザインであるため、都市との相性がよいのだ。
何を選ぶかはあなた次第ではあるが、美意識や生活・訪れる街との関係を踏まえたT-Shirts選びをしてみるのも時に必要なことではないだろうか?
CITERAというブランドは、そういった視点からも製品を作っているのである。