このメルマガは普段のSTORYメルマガよりも、よりアイテムにフォーカスした「特集」的なコンテンツになります。

先週LUFTのJKTとPANTSがリリースされ、今季のジャケットとパンツが出揃いました。ですので、新作LUFTと既にリリースされている今季のHAFEN、デザインした張本人が自分の言葉で、これらセットアップをしっかりと説明していきましょう。

まずその前に告知を。

このメルマガは4月26日に配信されているのですが、その2日後の4月28日(水)20時よりインスタグラムにてインスタライブをする予定です。そこでもLUFTについて少し話そうかなと思っている次第です。と言っても大した話があるわけでもなく、少し紹介をするくらいだと思います。










LUFT JACKET & PANTS

このLUFT、これまでのジャケットとデザインの流れというか、方向性が少し違います。これまでのは基本的にジャケットデザインの流れは崩さずに、切り替えパターンなどを使いながら機能を埋め込んでいく、というデザイン手法でした。ではこちらLUFTはどうしたかというと、「ミニマル」をテーマにしつつ、機能を埋め込みながらもデザイン的な遊びを取り入れていきました。

ジャケットでありながら少しカーディガンぽい雰囲気があるのはそのせいです。そして、一見ボタンが無いように見えたり、衿を立てれば少し道着や作務衣のような雰囲気もあったりします。ただ、それを言われなければ普通のジャケットにしか思えない、というトリッキー(遊び的な見た目という意味で)なものです。ミニマルな中に機能とトリッキーな要素を持たせたことで、これまでとは似て非なるジャケットとなります。そのせいもあり、これまでのジャケットなどよりももっとモダンに見えてきました。

パンツはよりパンツらしく見える様にベルトを表出しにしてあります。そしてそこが普通っぽく見えない様に、ベルトループを太くし、少しファニーな、というか可愛さのある雰囲気を出しています。ジャケットのどこか和風にも見える雰囲気に合わせ、裾はそれっぽくゴムを入れた伸縮性のある裾口。この伸縮によるシワ感もアクセントになり、セットアップで着た時に面白いバランスを見せてくれています。細かいディテールや生地の特性も見た目に影響をしっかり与えていて、普通でありながらも、普通じゃない雰囲気を作り出しているのです。








ベンチレーションのために、ポケットの上部裏に部分的にメッシュを入れています。それもまたプロダクトとしての深みを出しています。



ベンチレーションがあって、アジャスターがあって、その下にポケットあります。



ベルトループが太いだけで安定感が出てカジュアルな雰囲気というか、かわいさがでます。



裾がこの様になっているとサンダルとかビーサンに合わせやすくなって、より季節感が出せますね。














HAFEN JACKET & PANTS

ウェア自体にベンチレーションを盛り込むのに、ファスナーやアイレットを使いたくなかったので、この様な形で取り入れてみました。まあスウェイングトップとかにあるけど、ここまで大胆にってなるとなかなか見ないかも。だけど何もない様にも見えるし、ベンチレーションが開けばデザイン的な一面が出てきて面白く見えるし、ジャケット、パンツとしても格好いいスタイルになっている。機能がデザインを作っているので僕の求める理想的な「機能的デザイン」の形。

パンツはスースーして寒そうだったのでまだはけてないけど、そろそろ登場させてもいい頃だと思う。パンツの方が涼しさをしっかりと感じるだろうから、この夏の登場回数は多くなるに違いない。ウェアに持ち込まれた機能を実感できるのはとてもいいこと。数値的にではなく、実際に体感できる機能をウェアに持たせるのって本当に難しいし、そのためにデザインが大袈裟になったりするのも嫌だしね。だからこのバランス感で機能を体感できるってのはかなり優れたアイテムだと思います。










アーム部も同様に肩までベンチレーションを設けています。



両サイドに内ポケットも確保できてるので、ポケットの使い勝手も良い。



おとなしくしている時のパンツのベンチレーション。



こんな風に中のメッシュがチラッと顔を覗かせるところもまたいい。










こんな感じの2タイプのジャケットとパンツ。どちらも夏に向けて使える優れたアイテムだと思います。ファッション性が高いのか、そうでないのかはっきり言ってわからないけど、単純に「格好いい」と思えるものが着たいという思いで考えて作ったセットアップ。是非皆さんにも試してもらいたいと思っています。トライアルサービスがあるのでどうぞ気軽な気持ちで試してくださいね。





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