韓国、ソウルの旅。オシャレなものも好きだが、もっと土着的なものも好き。今回は土着的なものを見る時間は皆無。しかし土着というか、オシャレとは無縁のその地に昔から流れる時間や変わらぬものもある。街がどんなに洗練されてもそれらがなくなることはない。その時間と空気は必ずどこかで流れ続ける。最先端なものを見つつもそういったものを見逃すわけにはいかない。そ~っとおじさん横に椅子を並べ、その昼寝に付き合いたいほどだった。食堂なのかなんなのか皆目分からないが、洒落た通りから曲がればこの様な光景に出くわす。あ、なんかイメージしていた韓国の感じ、とヤケに落ち着く。
仏頂面したおじさんが収まっているのは、バレーパーキング小屋。こういった小屋は結構あるのだが、何も気を使っていないものもあれば、建物に合わせなかなか洒落たいい箱もある。
確か、31アイスクリームだったと思うが店内がポップでかわいかったので思わず1枚。なぜか日本とは違って見える。いや、絶対に違う、なんででしょうね?。
とにかく、こちらは美容大国だからなのか美意識が高いといえば良いのかどうかは分からないが、街の景観とか全体の流れを考えた上でデザインしている。ちゃんと統制が取れているというか、その辺がとても上手に感じた。そこに伸びる国と堕ちゆく国の違いがある様にも思える。
とはいえ、まだまだ街の中でのオシャレ度は発展中。そのためコントラストが出ていて面白いのだが。随分と可愛く頑張っているコーヒー屋の隣は問屋なのかなんなのか分からないが全く異なるものが共存。
ミニマルな香水店となんだろう?街工場なのか食品の加工業者なのか。
意識が高そうで人気っぽいベーカリーと、お菓子なのか練り物なのかよく分からないが昔からの商店。一つのストリートにごちゃごちゃとオシャレと生活が混在している。精一杯背伸びしてオシャレしている子供の部屋に、ノックもなしで入り込む昭和の母ちゃん、ちょっとコントみたいな雰囲気があるのがとてもいい。
カフェの多さに驚く。どこに行ってもカフェがあり、とにかく皆何か飲み物を持っている。店に入れば必ずカップホルダーがある。そして老若男女コーヒー店に集う。だから最新のオシャレカフェとなれば人が群がっている。古い建物を活かした今風の雰囲気の店内が心地いいカフェが多くあり、移動する度にカフェに入ってしまう。そしてクロワッサンサンドが流行っているらしく、どこに行ってもクロワッサンをかっ開き、クリームとフルーツを突っ込んだ随分と食べにくそうなものがあちこちで見られる。
今回唯一自分に買ったものといえば、Pesadeという香水店でハンドークリームを一つ。香水のパッケージがよかったのだが香水はイマイチだったのと、そもそも香水をつけないのでハンドクリームのみ。梨泰院にある小さな店だがセンスよし。商品数の少なさと立地の良さに少々疑問があるが、まあたくさん売るのでしょうね。
Barnetはレディースメインでメンズを申し訳程度に売っているお店?ブランド?若い女の子二人が試着を繰り返しそこそこな買い物をしていたのだが、いったい彼女達は何者だったのだろう?そんな風に思うことが多々あった。勝手な想像だけど、皆とにかくお家がお金持ちってところでしょうね。それも半端なく。若い夫婦が高校生くらいの子を連れてベントレーを横付けし買い物とか。なんでしょうね、この雰囲気。
今年出来たSupremeの隣にルイ・ヴィトンがあるとかね。でもこのLVのお店とてもいい雰囲気。
煉瓦の建物が割とあったりして、とてもいい。
小規模の雑貨店や文房具店、カフェ、ウェアブランドなどが入居するLCDCという小さな商業施設。ヴィンテージ食器があったりして見てて楽しかった施設。ここでもちゃんとカフェがあるし、抜けのある作りの建物構造もよかった。
程よく緑もあって歩いていると気分がいいビル街。
今回最も気になったヒュンダイのバンパー。なかなかのやりすぎ感だがいき過ぎてるところが好感を持てる。もちろん乗りたいとは思わないけれど。車のデザインも日本と違って面白かった。日本のものよりもうまくデザインされているものが多く、内装にも気を遣いその頑張り度合いに感心。
他にももっと写真があるので、また別途メルマガを飛ばすかもしれません。とりあえず今回はこの辺で。