今年2度目のベルギー。2月に来た時はアントワープがメインでブリュッセルには半日いただけだった。ちゃんと街を見てみたかったので再訪。今回は完全プライベートな夫婦旅行。
前回来た時に感じたのは、大袈裟ではなく、ベルギーはコンパクトで生活感と程よい観光地感が相まって、とても落ち着く雰囲気だということ。食事も美味しく、北大西洋側なので魚介も豊富、イタリアやフランスからお肉も入ってきている。移民も多いので中東、アジア、アフリカと何でもある。もちろんバターをたっぷり使ったパンやお菓子もあるので食いしん坊にはたまらない。
特に良かったのはエチオピア料理。包帯の様に巻かれたクレープ生地のようなもので豆、野菜、お肉の煮込みなどをつまんで食べる。口に火を入れられたかのように辛いものがあったり、優しい味のものがあったり、とても楽しい。口に火を入れられて楽しめるわけがないけど……
そしてベルギーといえばフライドポテト。フリッツと呼ぶのだが、ただ揚げたイモなのになぜだか美味い! 人気店では行列ができるのだが、並んでまで食べたい気持ちが良くわかる。ソースの種類も豊富で、マヨネーズ系のものが割と人気の様。ジャガイモ自体が油で揚げるのに向いているのだろう。日本で肉じゃがや煮物が美味しいのと同じなのかな。
街の小さなマーケットにも行ってその地区の食事情を覗き見る。ベルギーといえばワッフル。その横ではクレープも焼いている。この何でもないクレープがまた美味い! チョコレートを塗っただけなのだが100m分くらい食べられそうな程。多分無理だけど……
どうやらこの時期(5月末)はヨーロッパではホワイトアスパラガスが旬な様で、どこに行っても売っていた。バターでソテーして食べるのが一般的な様だ。
パスタの消費量も多いのか、イタリア食材も豊富で見ていて楽しい。様々な生パスタが売られているのは羨ましい限り。
近所で働く人たちのお昼はというと、アジアンフードトラックが人気な様子。特にベトナムのトラックはひっきりなしに人がやってくる。
そしてロティサリーチキンを売るトラックには驚いた。どうやらチキンの消費量も多い様だ。とにかく丸裸でテリテリになったチキンがトラック内で回っているのだから面白い。遊園地みたいだ。
近くの芝生でそれぞれ好みのものをのんびり食べている姿はとても平和。
ビオマーケットやスーパーも多く、すべてセルフの量り売り。オイルやワインもセルフで瓶に詰める。
ちなみに滞在中の朝食はこんな感じ。近くのカフェでクロワッサンやベルギーワッフルを楽しむ。窓越しに立派な教会というシチュエーションが何とも贅沢。
シーフードで有名なお店で、海鮮BBQを道端のテーブルで立って食べる。スープやエビコロッケなんかも一緒に。
自分が思うとてもヨーロッパっぽい写真はこれ。古いヨーロピアンな街並みは日本人の目には実によく見える。
観光名所のグランプラスは夜がおすすめ。いつまでも騒がしく賑やかな通りを抜け、このきらびやかな一角が現れるとそこそこ感動する。
写真は夕方のものだが、芸術の丘も夜に行くと綺麗にライトアップされている。