PRODUCT STORY

Entries by Naoki Ei, the Director/Designer of CITERA®

 

まず、ストーリーメルマガが毎週飛んでますけど、「too muchだぞ!」という感じで飽きてませんかね?
なんて心配をしていますが皆さん大丈夫でしょうか……。キャップなのでね、ガッツリ商品の説明なんてするよりも、違うことを書いた方が面白そうなので、このアイテムについてはサラッと終わらしておきましょうかね。


このNEU CAPというのはアイテム名もそのままですし、基本的に去年の春に出したものと同じです。が、ちょこっとだけアップデイトさせてあります。アジャスターにロゴ入れて、テープをしまえる様にして、テープも以前のより少し厚みを持たせて。何でそんなマイナーアップデイトしかしなかったのかというと、これ前回あっという間に売り切れてしまったので、もっと色んな人に見てもらったり使ってもらったりしたかったという理由です。

アイテムページの商品説明にも書きましたけど、メッシュも2層でしっかりしてるので安っぽくならず、ヌバックともマッチしてて、メッシュでもシックに見えて品がある雰囲気で仕上がっています。






大人になって被りたいキャップ、というか似合うものってなかなかないじゃないですか。そもそも大人になったらキャップなんて被らないよ、と言われそうだけどアメリカ文化で育っちゃった第2次ベビーブーム世代でしかも自由業なんてやっちゃってると、どうしたって被りたくなっちゃう時があるわけですよ。もちろん自由業やってなくてもこの世代なら被りたくなる人も多いと思いますが。


大人になってもキャップを被りたい、というよりも大人になっても被れるキャップはどんなだろう?という自問に対する答えがこのキャップということ。表革だとちょっとハードなイメージになるでしょ、例えばクロムハーツとかそんなイメージ。まあ既にクロムハーツでは出してるでしょうし(しかもたっかいたっかいやつを)ね。もっとシックな感じのでって考えたらヌバックで刺繍となったわけです。それなら被りたいし被っても相応だろうと。ただ、全体をヌバックにしちゃうと野暮ったいしなぁ、と思ってメッシュを使えばちょうどいいだろう、とこの様なスタイルになった次第です。


さてと、ここからが本題。「キャップコラム」。
自分にとってキャップと言えば、トミー・ゲレロの影響でニューヨークヤンキース、ビースティ・ボーイズの「Licensed to Ill」のキャップにマーク・ゴンザレスに絵を描いてもらったり、ステューシーのウールのチェック、スラッシャーのロゴという感じですかね。ヤンキースとスラッシャーはいくつも被り倒してしまったのでもう手元に残ってないけど、今もいくつも手元に残してある。あとはあれだ、アニエス・べーのロゴキャップなんてのもありましたね。あれは90’sのお洒落キッズがこぞって被りたかったやつですね。そしてここ20年くらいの間は、身の回りの友人知人のブランドが出しているワークキャップなどだろうか。

物心ついてから「キャップ」というものを認識したのは「アポロキャップ」だろう。これがわからない人はwebで検索してくださいね。すぐわかると思います、「あ、これね」って。被ったことはありませんが、僕らが子供の頃の大人はアポロキャップにレイバンのティアドロップ。なんでしょうねそのスタイルの出所って。子供ながらに「マッカーサーかよ!」なんて突っ込んでいましたけど。そんな昭和の思い出ももう遥か遠い昔。


子供の頃のキャップを被る理由といったら、日差しを避けるために強制的に被らされるか、お洒落の走りとでも言いましょうか応援する野球チームのものを自ら被る。その2つくらいが理由だったはず。僕の場合、野球に興味がなかったので夏に被らされてたのが理由で、自ら被りたいと思ったことはなかったと思う。子供なんてできるだけ余計なものを身につけたくない生き物ですし。

そしてティーンになると色気付いて色々と手を出すわけですが、そこは若気の至りで何を被ってもいいわけです。だからその頃については割愛しますが、大人になってキャップを被るってのは、自分の意思になるのでそれは100%お洒落アイテムってことになるわけです。ということは、そこら辺の適当なものを被るわけにはいかない。だからといってお洒落感が滲み出しちゃってるようなやつを被るわけにもいかない。だって「歳甲斐もなくあんなキャップ被っちゃってさ」なんて後ろ指刺されたくないですからね。こちとら自意識過剰の小心者で恥ずかしがりやさんなのだから、全くもって手に負えない。そうなると、先に紹介したNEU CAPくらいがちょうどいいとなるわけです。
ドラえもんのあの名アイテム「石ころぼうし」を被った様に誰からも変な人扱いされずに済む。なんなら相手にされずに済む。いやそれは困る、「あらそのキャップ気が利いた程度に洒落てますね」なんて程度で相手にして欲しい。多分そう思われるくらいには仕上がっていると思う。だからこそ前回このキャップがあっという間に売り切れてしまったのだと思う。とまあ、そういうわけでアップデイトさせて再度リリースに至ったのでした、めでたしめでたし。


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