PRODUCT STORY

Entries by Naoki Ei, the Director/Designer of CITERA

 

普段どこかに旅行をする際はトランクにバックパックである。先週行った初めての沖縄の際もその予定だった。出発前夜、パッキングしようとトランクとJET BLK PACKを出し、着替えや身の回りの物を詰めながらふと思った。
大したことではないのだが、空港の検査場でPCを出すのがあまり好きではない。そもそも検査場での一連の行動全てが嫌いなのだが、更にPCをバッグから出さなければならないのが何とも面倒である。




 

そんなこと言っても仕方なく毎度渋々出すわけだけれど、パッキングしながらそれを思い「明日も検査場通るのかぁ、面倒くせぇなぁ」と気分が重くなっていた。ちょうどその時、毎日使っているTWO-FACE CASEからコードやストレージなどを取り出していて思った。「あ、これならバックパックよりはPC出しやすいんだ」と。持ち方のスタイルとしては、タスキ型ではない肩がけで、通称「金八持ち」である。



 



このバッグなら、肩がけだから検査場での動作も小さいしPCもバッグをかけた状態のまま取り出せるし、色々動きがコンパクトで済むなと。荷物も入るし、バックパックより中身が取り出しやすく便利である。さらにこいつは背負子にもなるし。
ちなみに、これは3WAYなのに「なぜTWO-FACEなんだ?」と聞かれたことがある。それはフロントのカバーが取り外せる「2つの顔を持つバッグ」だからだ。
横型で使うときは横の顔であるカバーを付け、バックパックとして背負う時は縦の顔になる様にカバーを外す、のである。と言っても僕は常にカバーをとった状態で使っているが……。




 

さて、今回4泊5日の旅なので本来なら大き目のバッグ1つで行くところだが、機材を持っていく必要もあり大きいトランクも使った。トランクには機材や着替え、サンダルなどを入れ、手持ちのTWO-FACE CASEにはPCやカメラ、仕事で使うものと移動時に羽織れる薄手のアウター1枚、といったところだ。
フロントにある小さいポケットにエコバッグやバッグカバーを入れ、大きい方に財布やチケットなどを入れる。あとはメインルームに乱暴に放り込む。なので室内はだいたいこんな感じの状態。↑




 

実際に入れていったものは以下のとおり。
ティッシュ、除菌シート、筆入れ、ニベア、エコバッグ、名刺入れ、iPhone、カメラ、スピーカー、PC、書類、ストラップ、コード類をまとめた小物入れ、以上である。
筆入れに入れてたOLFAのカッターのことをすっかり忘れていて当然のことながら没収……。

コンパクトスピーカーは旅行の際に必ず持っていくが、傷がつかない様にこんな布袋に入れて持ち運び、使う時は下にしく。そうすると少し音が落ちつく(ような気がする)。余計な振動を吸収するから実際にそうなのだけど、耳で感じるかどうかは人それぞれだ。クッションやソファの上とテーブルなどの硬いところでは明らかに違って聞こえてくる。
あと、ノイズリダクションのイヤホンも絶対。これは専用ケースがあるけど、雑に裸でカバンに入れておくことが多い。もちろん何かと絡まる。
そんな風になるのが嫌な人は、ポーチなどを多用し荷物を小分けにして入れておけばいいのだが、僕はそこまで几帳面ではないので、コード類以外はタコ部屋である。



 

バッグの中身でその人の性格とか性質が表れるのは当然だろう。細かいところまではわからないが、雑か几帳面か、綺麗好きか気にしないか、とか。後はおしゃれさんかどうかなど。外側にバッヂとかキーホルダーを付けていればおしゃれかどうかは別として、その人の意識とか主張がみてとれるので面白い。僕は缶バッヂやピンバッヂ、カラビナをつけることが大半だ。
そうやって人はブランドの選別以外でも無意識のうちにカバンを使って「主張」をしているのである。




 






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