関東では先週末から2月とは思えぬ暖かさが続き、気分はすっかり春に向きつつある。そんなことを言っていると、またすぐ寒さがブリ返し、うっかり薄着で寒空を歩き、気が早い自分の馬鹿さ加減に気付かされるのである。しかし、本来そういった気の早い薄着で寒い思いをするのは3月末から4月頭のことであって、流石に2月後半にそんな思いをしたことはない。年によっては関東でも大雪になる時期でもあるわけで、やはり地球の季節感というのはどういうわけか狂ってきていることの表れだ。
これが地球温暖化の影響なのか、46億年も回っているとそのくらいの誤差も当然あることなのか、どっちなのだろう。46億年と言ったって、その時間は全く想像がつかない。果たして本当にそんなに経っているのだろうか?と疑いたくなってくるぐらいの時間である。それもすごいが、46億年と推測できる科学の技術もすごい。人の知性というものは計り知れない。それと同じ様にこの地球自体の凄さも未知のものである。地球が人を産んだと思えば、それも当然なのかもしれない。
そんな人間どもがその地球上で様々なことを考え、生きていく上で必要なものを生み出しそれを進化させ、星の数にも及ぶ製品を世に送り出す。もちろん必要のないものも多々あるだろうに、飽くなき人の追求によって要不要様々なもので地球は溢れかえっているのだろう。その結末が季節感の不安定さなのかも知れない。部屋が整理できずに散らかっていればそれは心の乱れの表れであり、地球も人も同じであって、親子が似るようなものなのだろう。
今シーズンもこういった散文を撒き散らしているわけで、それも先に述べたことと大して変わらないわけであるが、物体として存在しているわけではないので物質的なゴミが生じることもないので、地球やあなたの部屋を散らかすこともないということだけが救いなのである。
そんなことを部屋でリラックスしながら考えては文字にし、時間を食い潰している時に着るのはWEAVERであり、そのまま外に出てもそこそこ歳を経た大人が着ても通用する今時のオシャレ着なのだ。ここ最近の乱高下する気温の時にはまさに丁度よく、毎シーズン出す理由はそこにある。なんだかよく分からない素振りを見せる時期に、とりあえずと言ってはアレだが、そんな時にこそWEAVERを着ていれば間違いがない。生地とか仕様のことは色々あるが、ここではそこに関して触れるのはやめておこう。そういったことを語るのは商品ページや別の機会にするべきだ。ここではどういった気分で着るのか、なんでそれを作ったのかなどもっとその裏側にあることを語ることにしている。
これまでの人生において、スウェットを着る時は部屋とか運動をする時などの限定的な状況において着てきたわけで、その理由はやはりどこかダラしなく見えるからだ。なぜダラしなく見えるかと言えば、膝とか肘の可動部が伸びその部分が出っ張り、全体の形を台無しにしてしまうからである。自分の性格的に他の人が気にならないレベルであっても、ちょっとでも伸びてしまえばもうダメだ。それは崩壊への始まりなわけで、なんなら、穿いた・着た瞬間にカウントダウンが開始されいてもたってもいられなくなる。あぁ、今の動きでダメージを作ってしまった、階段登りたくない、座ったらもうおしまい、などなど考えただけで何もできなくなる。
リラックスやアクティビティのために着るものが、触れた瞬間からストレスを与えてくる。これこそ本末転倒だ。せっかく買っても着て外へ出かけられないのである。結局そこそこ立派な部屋着とし、彼らスウェットは一生を終えてしまうのである。私の場合。
そんなストレスから解放され、スウェットライフを謳歌したい思いで作っているのがWEAVERである。その可動部が全く伸びないのか?といえばそんなことはないのだが、コットン製と比べれば大いに違い許容範囲である。家から外へとボーダレスに使えるものなのだ。「ボーダレスに」なんて表現をスウェットごときに使うのは我ながらどうかしていると思うが、大袈裟にそしてインチキめいた広告の様に横文字を使ってみたかったのだ。企業の広告というのは時に意味もなく横文字を使ってそれっぽく見せて、本質を誤魔化していることがある。世に目をやればそんなものが溢れている。46億年も経つとそのくらい薄っぺらいこともないとやってられないのだろう。歴史が重すぎるのもストレスになる場合があるしね。そうやって地球や人はバランスをとっているのだろう。
生き物は精一杯生きているからこそ、時におかしな行動をとる。求愛のダンスが滑稽に見えたりするのもそんなバランスなのかもしれない。藪から棒に何を言っているのだろう?と自分でも思うのだが、ストレスからの解放は現代において最も必要とされていることなわけで、もちろん動物たちにも日々「命の危険」というストレスはかかっているだろうが、幸いなことに動物のように捕食者から襲われることはないので、そういったストレスはないが社会生活の中におけるストレスというものは想像以上に精神を苦しめる。
人は野生から切り離されたことで別のストレスを抱え、結局それからは逃げられないのだ。だからこそ身に着けるものに何かを求めそのストレスから少しでも解放されようとしているのだ。様々なストレス解消法の中で衣料からというものは、最も楽で悪影響も少ないものだろう。最もは嘘か。自然に身を置き癒されることが最も良いものかもしれないので。でなんだっけ?
WEAVERでした。生地はこれまで同様の質の良い上品な面持ちで、今旬な表現を使うとキックバックの効いたストレッチで膝や肘が抜けないタフな作り。そして滑りとその感触が心地よく見栄えのよいファスナーといったこれまで通りのWEAVERの良さに、脇の生地を軽いものに切替え春らしい雰囲気に。そうしつつもこの不安定な気温にも対応できる肉厚なので、まだまだ冷える春先までパンツ共々楽しんでいただきたいアイテムになります。