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Entries by CITERA

 

11月もあっという間に下旬となり、年末のことも視野に入ってきた今日この頃。あっという間なのか、ただうかうかのほほんとしていただけなのかはわからないが、歳を重ねたことで確実に時が過ぎるのが速く感じる。学生の頃の様に、「授業早く終わんねぇかな~」と思う退屈な時間がないからだろう。仮に、そんな風に思う時間があったとしても、時が過ぎるのは速く感じるだろう。生きてきた時間よりも、残された時間の方が短いからだ。

面白いもので、「時間」というものは時差はあれども、全てに平等に与えられている。1秒は誰にとってもどこにいても1秒でしかない。それ以上もそれ以下もない。しかし、時間感覚は人それぞれ、その時の状況、気分によって大いに変わる。体験上、最も長く感じるためには息を止めるのがいい。1分がこんなにも長いのかと思い知らされる。厳密に言えばその内のラスト20秒ほど長いものはない。であれば、楽しくてその時間が終わってしまいたくない時などは、息を止めればいい。なんなら速く過ぎてくれ、と逆に思うくらいだろう。といった何の冗談にもならない様な話はこの辺りでやめておこう。





関東での話。この週末はぐっと気温が下がり、1月頃の気温になるそうで。つい先日まで昼間は半袖でいられたもので、気持ちはまだまだTシャツに何か羽織るくらいなのだが、この週末はそれでは済まないらしい。といっても、最近は寒いこともあったので多少は慣れてはいるのだが、それにしてもね。アップダウンの激しい気温にどうぞ振り回されない様にご注意ください。前回の話にも似ているが、どんなに時代が進んでも人自体の進歩、進化というのはとても遅くて、改造しない限りは千年とか万年単位なわけで、環境に適応するための解決案としてアウトソーシングを頑張ってきた。動物の皮から、軽くて暖かいダウンや中綿と。何なら発熱する素材までも開発したり。その上で、よりスタイリッシュなデザインやパターンで素敵さをも身に纏う。
 





洋服なんて何でもいい、という人もいるがこれを読んでいるあなたはそうではない。誰と比較するとかではなく、自分としてより良いライフスタイルを過ごすために素敵でありたい、そんな気持ちからCITERAなり、その他の星の数ほど存在する素敵なブランドを身に着けるのでしょう。とても素晴らしいこと。あなたがこの千鳥格子のジャケットやパンツを選ぶかはわからないけれど、この細かな千鳥格子とモダンなデザインであるからこそ着てみたい、と私は思いました。そしてそれは私だけではなく、そういったものを着たいと思う私と似た感性をお持ちの方もいるであろう。そう思ったことでこのJMのセットアップがあります。物自体が派手ではないとしてもCITERAとしては珍しいチェックなので割と派手な部類となり、チャレンジングなアイテム。



 





でも着るとそんなチャレンジングと思えるものではない。AUTOBAHNというアイテムも、生地の切り替えもあり一見派手なデザインと思われるが着てみると全くそんなこともなく、これまでも着ていた自分のものと思えるほどに馴染む。乱暴な言い方をすれば誰でも似合うのに、そこら辺の普通の服ではない。CITERAのアイテムはそういうものが多い。普通じゃないけど着ると普通、でもやっぱり普通じゃなくてちゃんと個性がある。服自体の個性というより、それを着た、それを選んだあなたの個性が表面化される、と言うのが正しいのかもしれない。





とても有名なブランドであれば、あなたの前にそのブランドが立ち、そのブランドを着けているあなた、というイメージを見る人に与える。もちろんそれがいいわけで、ステイタスというかその人の生活レベルや中身の前にカテゴリー的な部分を見せたい、そんなアティテュードを優先することも時に大事かと思います。その視点から考えるとCITERAというブランドはそこには当てはまらないわけで、あなたのセンス全開です。引き算の精神に美徳を感じる人からの受けはいいと思いますので、ライフスタイルの中でうまく使い分けてください。洋服は武器と同じです。





さて、JMについてですが、極薄いといってもちゃんとした中綿を抱き込んでいるのでしっかりと暖かい仕様となっています。パンツはボリュームが出てしまうとすっきりと見えないので中綿は入れていませんが、生地がしっかりとしているのでちゃんと冬仕様。切り替えパターンや、裾のドローコードなどスポーツスタイルのパンツではあるけれど、千鳥格子柄がヨーロピアンな雰囲気で新鮮。ざっくりな雰囲気で着るのが良いのでジャケットも少し大きめに仕立ててある。セットで着ても単体で着てもいい。単体なら、JKTはタイトめなホワイトジーンズや黒いデニムなんかと合わせるととても洒落たスタイルになるだろう。ウォーホールとかヌーベルヴァーグな雰囲気。60’sスタイルなんて流行ってないけどあれは永遠の格好よさがある。

寒いシーズンは装いを楽しむことができるのがいい。イベントも多く、街に繰り出す機会も増える。そんな時こそ普段の自分が選ばない格好をするとより楽しいはず。グローブやキャップなどのアクセサリー類に気を遣えるのも楽しい。これからより一層華やかになっていく街並みに映える素敵な装いで、寒い冬をお迎えください。

 






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