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Entries by CITERA

 

今日は少しも面白くないお話を。
こう書き出すだけで「おぉ、なんだろう?」と既に面白そうで興味を惹きそうな話の展開を想像してしまう。それはまるで映画「パルプ・フィクション」でのユマ・サーマン演じる「ミア」、ジョン・トラボルタ演じる「ヴィンセント」の二人が50’sスタイルのレストラン”ジャックラビットスリム”で食事をするシーンにて展開されるやりとりの始まりの様な感じ。気になる方は是非映画をご覧になってください。そんな風に煽っておいて面白ければ良いのですが、本当に面白く、いや”少しも”がつく程に面白くない話だった時がこわい……。

恐れていても始まらないので始めましょう。タイトルはAUTOBAHN,WEAVER CREWとなっているので、それについてのことというのは想像に難しくないはず。では一体AUTOBHAN,WEAVER CREWが何であるのか?
それが問題であり話の本質でもあるのだ。そして本質をずらし、いや、ぼかしながら話を進めるというズルいやり方もある。例えばこんな感じに。







ドイツにある高速道路。しかも区画によっては制限速度が無制限に設定されている高速道路で、世界に影響を与えたかの有名なテクノグループ「KRAFTWERK」の名曲でもあるAUTOBAHN。そのジャケットのイラストにも使われている標識のピクトグラムのデザインに何となく切替パターンが似ていると感じたことで、ジャケットとパンツにこの名前をつけたわけです。初めてリリースしてからもう5年ほど経つでしょうか。これまで季節ごとに生地などを変更しリリースしてきたり、昨年あたりからは通年仕様で都度定期的にリリースしていたりします。まあこういった情報は特に面白味もなく、CITERAを追っかけてくれている方たちにとってはごく当たり前のことでしょう。
 





そしてWEAVER CREW。これはもう特に何もいうことがないほどに、ベーシックなアイテムである。持っていて困らないし、持っていれば何かしらの場面で使えるというものである。さて、そろそろぼかしにも限界が来ている上に、読んでいるみなさんも痺れを切らす頃でもありそうなので、話の本質に移ることに。



 





それは「価格改定=値上げ」です。
ほらきた!昨今世で耳にタコができるほどに聞く例のやつ。「あれでしょ、資材高騰、燃料高騰、賃金高騰、円安などによる総合的観点からの価格改定~!」と思われたことでしょう。はい、そうですその通りでございます。世の流れには抗えませんな。実際そうなわけですから、工場からの見積もり価格は鰻登りでCITERAの利益は減るばかり。卸業態ではないので中抜きもなく、そもそも設定上代は安めにしてあるのですが、それでも値上げとなれば気持ちいいものではないわけです。

 





もちろんそれは買う側は当然なのですが、売る側も同じ様に気持ち良くはないわけです。良いもの、面白いものを出来るだけ手を出しやすい価格でということで自社のオンラインのみでの展開とし、それにより余計なコストを省き(店舗とか中間手数料とか)、それなりの在庫を持つ、という覚悟(リスク)を決心し皆様に良いサーヴィス=ウェアを提供したいと思ってのこのCITERAです。だから値上げなんて本当に気分が悪い。でも仕方ない。だからと言って、べらぼうな値上げ率というわけではないので肩を落とさずにいてくださいね。そして値上げは9月5日からです(現行価格での販売は8月21日までとなります)。

 








購入を検討していた方は今の内ですからね。まだ3週間ありますから余裕はあるので、どうぞご検討ください。ただ日々在庫は薄くなりますので、その辺りの匙かげんはどうかよきご判断を。こんな面白くないメールで本当に申し訳なく思います。右を見れば値上げだ、左を見れば増税だとかで、今の日本はどうなってんだ?!と誰もが思ってらっしゃることでしょう。しかしながら、我々は今この瞬間もそんな日本でトクトクと心臓を動かし息を吐き、吸い、泣き、笑い日々死に向かって生きているわけです。そう、それが現実なのです。この現実から逃れられることはできないわけで、では私たちは一体どうすれば?

 





とりあえずそんな残酷な現実を傍に置き、KRAFTWERKのAUTOBAHNでも聴き、そのやり場のない怒りと失望感を鎮めつつAUTOBAHNやWEAVER CREWのページにでも飛んでひとまず注文をしてみる。そしてそれらが届くのを待つ。届いたら鏡の前で試着し、一通り雰囲気を楽しんだら箱に戻し返送する。これで少しは普段とは違うウェア体験を楽しみ気晴らしにもなるお手伝いになるのかもしれません。

そんな風に送料もかからずに試すことができるトライアルサービスなんていうものも存在しています。もちろん複数のサイズを同時にオーダーして必要なサイズだけ手元に残し、他のものを返送するということもオーケーです(トライアルサービス対象アイテムの場合、金額に関わらず送料は掛かりません)。

「こんな世の中だから」なんて言い訳はしたくないですし、そんな現実に負けたくもない。とにかく打ちのめされず、抗い、真っ直ぐな気持ちに対して純粋でいたいのです。今を生きるということは目の前の現実と常に譲歩しながら、日々変わるであろう自分らしい着地点を見つけるということなのではないでしょうか。


 










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