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Entries by CITERA

 

2月と言えば節分。豆はまかれますか?ご家庭にお子さんがいらっしゃるとやはりご自宅でまいたりするのでしょうか。そうなると鬼の役はお父さんとなるのでしょうか。ともあれ、鬼役の方お疲れ様です。

さて、鬼といえば昔話の桃太郎。原作や絵本を読んだ記憶はありませんが、桃が拾われ桃太郎が誕生、そして成長して鬼退治を決心するまでの過程はあるのでしょうか?「鬼は退治しなければならない存在」というのは誰に教わったわけでもないのに、知らないうちに刷り込まれ、「鬼=悪」として子供の頃から認識しています。しかし、鬼が桃太郎やそのおじいさんおばあさんの村を襲い、金銀財宝を奪っていったというストーリーは描かれているのでしょうか?

仮に、鬼にも子供や家族があり、鬼ヶ島で平和に皆仲良く暮らしていたとしましょう。そこに、人と獣の訳の分からない異種混合チームが現れ、暴れ、私財を奪い帰っていったとしたら、この桃太郎こそ鬼なのではないか?さらに、途中で誘われた、いや、自らきび団子を目当てに志願してきたサル、キジ、イヌもなかなかのゴロツキの様に思えます。だからと言って、桃太郎も「お腰につけたきび団子、一つ私にくださいな」をいいことに、団子1つで船に乗せ鬼狩りにまで連れて行くとはなかなかではありませんか。この時期になると、節分→鬼→桃太郎という連想から、果たして桃太郎は悪なのか、善なのか? 悪の象徴として描かれる鬼は一体何であるか? など、花粉と共に悩みのタネとなります。





 

新しいシーズンとは全く関係のない話で始めさせていただきましたが、当たり前に思っていることも視点を変えたりすると、全く違って見えてきたりします。桃太郎のストーリーは細部の違いはあるでしょうけど、普遍であり人生の教訓の様なものとして語り継がれています。普遍であればそれは長生きするわけで。もちろん、ただ変わらなければ普遍、ということではなくそれなりにブラッシュアップされ、大切にケアしながら人々に愛される様都度手入れをし、本質を失わずに日々アップデートしてこそ普遍となるのでしょうね。

良い物というのは、それを作ること、ケアすること、愛することその全てに努力と時間を惜しまない。良いものが生まれる条件はそれなのではないでしょうか。作りや素材、機能、そして使う側が気持ちよく使えることを想像する。そのどれもが100点であり、さらに人を虜にするほどの美しさもあれば、国宝として地球が滅びるまでは慎重に扱われることでしょう。変化の激しい現代において、変わらないでいることは大変難しいですが、物を作ることの本質的な意味は常に問いかける必要があり、その上で日々新しい物を作り続けていくのが課題なのだと思います。

そんなわけで、CITERAにも新しいアイテムが登場するシーズンがやってきます。毎シーズン立ち上がる少し前にメルマガにてこの様に案内をさせていただいていますが、秋冬と違い春夏はどこか気持ちが軽いと言いますか、何かが芽吹く様な清々しい気持ちになります。寒さで縮こまった筋肉が緩むからなのか、その感覚が待ち遠しいのか、どこかワクワクしてしまうのがこの時期です。と言っても、秋冬にも寒くなることでの楽しみがあるので同じようにワクワクはするので、どっちの方がより良い、なんていうことはなくどちらも同様に楽しみなことであります。春夏単体として数えれば7シーズン目となり、まだまだ若いブランドなわけでしっかりと根を張る様に焦らずじっくりと足場を固めていきたいところです。階段は一段ずつ登りつまずかないことが大事で、急いで先に上がっていくことも良いかもしれませんが、途中で息が上がったり、転落することもありますのでそうならない様注意したいとろです。今年は卯年ですが、こればっかりは亀の様に地道に行くのが得策かなと。



 

新シーズンの内容に関しては、始まってからのお楽しみにするとして、いつも通りシーズンテーマは持たず日常的に使える気の利いた現代的な表情を持った着やすい大人のデイリーウェアとして、まとまりのあるラインナップになっていますので、みなさま新シーズンも是非ともよろしくお願い致します。

そして、毎シーズンご好評いただいているポイントプログラム用のアイテムですが、秋冬のアイテムがまだ用意できていない状態ですが、そちらもご用意出来次第投入となります。また、次の春夏に関しても同時期ではありませんが投入致しますので、合わせてお待ちください。



 

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