あなたならどう着てみますか? CITERAらしい機能的デザインが盛り込まれた“テクニカルスーツ”。カジュアルだけど洗練されていて、他にはないちょっとユニークな佇まい。気負わず普段使いしたいけど、やっぱりいいモノを選びたいって人にちょうどいい。そんな新しいスタンダードは、いまの時代のしなやかな感性によく似合うと思うのです。今回はさまざまな職業の方に、自分らしいスタイルで着てもらいました。全6回シリーズでお届けします。
「ヽ-TEN-」は青木真吾さんが手掛ける下北沢の日本茶専門スタンド。「前職の日本料理『八雲茶寮(ヤクモサリョウ)』では食事に合うお茶のコースを担当していました。そこで日本茶本来の魅力と可能性を学んでブレンドティの世界に入ったんです。茶道というと少し敷居が高いかもしれませんが、日本人にはお茶を飲むDNAが流れていると思うんですね。お店では日本茶に季節の果実や野菜、ハーブなどを取り入れたり、夜はお茶割りも提供しています。いろいろな飲み方を知ってもらうなかで、お茶をもっとカジュアルに楽しんでもらえたら嬉しいです」
日本茶専門スタンドヽ-TEN-
茶箱をイメージした一坪の店内には季節を感じさせる一輪の花を。普段は作務衣を着てカウンターに立つ青木さん。「日々、自分の世界観を意識してお店に立つことは大切にしていますが、ときどき頭の中を整理するために自分のルーツであるレストランに行くんです。ジャケットを着ていくと背筋がピシ!っと伸びていい。僕には必要な時間ですね。このジャケットはどこかドレッシーな雰囲気があって、そんなシチュエーションにぴったりな気がしました」
クラシカルなスーツスタイルに現代的なディティールを盛り込んだセットアップ「WURST(ウルスト)」。軽量で、耐久性と撥水性に優れた機能素材PERTEX®UNLIMITEDを採用していることから、マット感のある繊細でドライな質感が落ち着きを感じさせてくれる。衿の人工スエード素材を使ったパイピングや、ボールタイプファスナー引手、モノグラムプリント裏地などは、ドレッシーな佇まいを品よく引き立たせてくれている。
PHOTO : ERINA TAKAHASHI
EDIT : KANA YOSHIOKA