DIRECTOR’S JOURNAL

Entries by Naoki Ei, the Director/Designer of CITERA®

Beoplay P2

2017.11.16

国内海外での宿泊先で、今まではPCやiPadから音を流していた。ちゃんと音楽鑑賞をするなら自宅スタジオ・モニターやテレビのスピーカーからよい音で聴くので、それ以外では音質のことを気にしなかった。先日、広島で2泊もするならBluetoothの「軽くて音質の良いもの」を試す良い機会と、ふと思い、広島に着くなり駅前のBicCameraに直行。

Bose、Harman Kardon、JBL、Sony、B&O、Beatsなどあるが一体どれを選べばよいものか、、、と思いながら、音響機器は「安かろう悪かろう」という鉄則と、移動に向いた「軽量」の2点からサイズ感のよいBang & Olufsen Beoplay P2を購入。今年の5月に出たものだそうで、340gで薄い小判形が携帯性に優れている。

しばらく自宅でもRadikoやiPhoneにある音楽を様々なジャンルで聴き比べてみると、比較的どれもしっくりとくる。ただやはりボリュームは出るけど、もののサイズから無理がある感じは否めない。そもそもこのサイズ感のスピーカーに過剰な期待をするものでもないので、そこを差し引いて評価するなら非常に優秀、少しも安っぽくないのはさすがB&O(実際そこそこするし)。ピアノの残響音とか綺麗に聴こえる、ボーカルもしっかり前に出てくる、ベースの音も潜らずに聴こえるし。スタジオでMIXしているときの状態の表現に近いというか、どの音もしっかり聴こえてどれも馴染んでもいる。ダンスミュージックは聴いてないからわからないけど、JAZZ、ROCK、DUB、POPSを滞在先や自宅でBGM程度でそこそこの良い音で聴くなら¥20,000払う価値はある。アプリには直感的に操作できるイコライザーもあるので、気になった音域を調整すれば何も問題ない。しっとりとした音楽なら40%くらいのボリュームで鳴らしておくと空間に溶け込んで自然に聴こえてくる。そして大きめで鳴らして耳障りに感じるときは、ソファーの上やクッションを下に敷くと少し柔らかくなって良い。低音が強いものはあまり好みではないから自分は良いが、人によってはそこが物足りなく感じるかも。そんな人はBoseを選ぶのがよいと思う。本当はシルバーでベージュの革紐のやつがB&Oらしくて良かった、、、