PRODUCT STORY

Entries by Naoki Ei, the Director/Designer of CITERA

 

STORY第45回はWHORDIC KNITについて。
秋冬は毎シーズン、ニットアイテムが1つはあるのですが、WEBメインでやっているブランドとしては非常に伝えづらいアイテム。さらに今回のニットはこれまで以上に伝えづらさ度の高いアイテムになっています。

「だったらそんなモノ作らなきゃいいじゃない」と言われそうですが、こんなニットが欲しかったわけですし、それ以上に是非着て欲しいと思ってしまったのでもうどうにも止められず、といった次第です。






 

では「どんなニットなのか?」と言いますと、一言で言うなら「持っててよかった」と思えるニットです。
このニットの一番の使い方をお伝えしましょう。

「X'masプレゼントにする」ことだと思います。

このニット、男女問わず着られます。
女性は昨今のトレンド風に大きめに着れば「そのおしゃれなニットはどこのハイブランドのもの?」
なんて尋ねられてもおかしくない雰囲気になります。
「彼は彼女に、彼女は彼に」と男女選ばずのプレゼントになるというわけです。





 

どこかの家具屋ではありませんが、お値段以上のアイテムです。
その家具屋は「お値段以上」とか言っていますが、そこの商品は絶対お値段以下です。100歩譲って「お値段通り」だと思います。
このニットは違います、本当にお値段以上です。
もし僕が個人でブランドをやっていたらもう数万円高くか、倍くらいにしたでしょう。
そこはCITERAと工場の努力の賜物です。このニットだけではなく他のアイテムもそうですが、特にこのニットは価格以上に高品質です。





 

では、このニットの高品質のポイントは何かというと……。

1枚丸ごと編みあげる織機を使った「ホールガーメント」で織られています。
このホールガーメント、縫い目がないことに目をつけたスポーツブランドが、選手の競技用ユニフォームに採用し開発を進めたことで、非常に精度が上がりました。
その結果着心地が抜群に良くなり、動きが出る部分の負担が軽減され、胴や肩の動きにストレスがかかりづらくなりました。
なので、この製法はスポーツしかもプロ仕様の製法であり、高い技術力によって仕立てられたアイテムというわけです。
無地ですが、編目を替えてノルディックタイプのものにしていますので、都会的なスポーツニットといったところでしょうか。






 

このニットは100%ウールですが、「カシミアです」と言われたらそう思い込んでしまうくらいしっとり柔らかい肌触りです。
人が感じる範囲ではもうカシミアと言ってしまってもいいくらい。
カシミア原料と同じ細さの毛に、カシミア同等の柔らかさが出る加工を施しているのでカシミア同等と言い切れるわけです。
実際はカシミアではないので言いませんけどね。





 

「だったらカシミアを使えばいいじゃない」という人も出てきそうですが、カシミアを使おうと思ったら、粗悪なものを使うわけにはいかないので、2桁万円になってしまうわけです。そこがCITERAの企業努力というやつです。
高品質のものを作り手の知恵と技術で「お値段以上」にする。
もう一度言いますが、あの家具屋は絶対「お値段以下もしくはお値段通り」で安いなりの品質ですからね。僕個人の経験上での意見です。

このまま家具屋の話を続けてしまいそうなので話を戻しますが、このニットは恋人や夫婦で贈り合う、日頃の感謝を込めたプレゼントにちょうど良いアイテムかと思います。
X'masプレゼントにはちょっと高いかな…… いやそんなことはない。
このくらいのプライスのものをあげてこそ愛を誓える関係なわけです。
なので、もしこれをプレゼントに選んだのなら、後悔の無いよう今以上に二人で愛を育んでください。





 

今年の日本はなかなか寒くならないですが、恋人、夫婦、家族、これを読んでいる皆様にとって、今年も良いクリスマスになることを願っています。



 

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