PRODUCT STORY

Entries by Naoki Ei, the Director/Designer of CITERA

 

STORY第44回はBEETLE、EXCURSION PACKについて。
今シーズンリリースしたバッグはこのバックパック2型。
どちらも黒1色で。
CITERAもブラックアウト期突入か?なんて意味もないふざけたことを言ってみたり……。





2019年秋冬以降のバックパックのトレンドは世界的に、ソリッドデザインでダークな色味になってきている模様。
偶然にその流れをキャッチしてしまったというしかない。
なのでうちは1年早い!
そんなことは誰も言ってくれないので自分で言うしかない。
まあどこも同じ様な表情でロゴを付け替えただけにしか見えないけど……。
よそ様について言うのはここまでにして、自分のとこの話をしよう。




BEETLEという名前は見るからに明らかという感じで、ご想像通りカブトムシに似ているから。
記憶に残っている一番初めに背負わされたバックパックが、赤い色で大きな部屋と小さな部屋がついたクラシックな形のこのタイプのものだった。
もちろん底の形はこんなにしっかりとしてはいなかったが、昔からよくある形、いわゆるデイパックといったもの。
そんな理由もありこのコロッと丸い形が好きなのである。
それをうまいこと今に通用するものに仕上げてみたのがこのBEETLE PACK。
使いやすく、そこそこ物も入り(1泊2日程度の荷物)、型崩れすることなくしっかりとした作り。





形が丸いのでスッキリさせるためにファスナーにかかる覆いを外し、止水ファスナーにするだけでグッと見た目が変わってくる。
ソリッドな印象で今風に見える。
外側ポケットの補強に圧着テープを使っていることも、機能性とデザイン性どちらも兼ね備え、これまた今風だ。

ファスナーの引き手もシュリンクラバーでとても現代的。
しかし、そっちばかりに寄ってしまうと他と同じ様になってしまうので、厚めでシワのある革を使ったブタバナでレトロな重厚感を持たせ、ピッケルホルダーも残す事で個性を出している。
基本的にはクラシックなタイプなので、シンプルな見た目で使いやすさも優れている。






さて、もう一つのEXCURSION PACKはBEETLE PACKより容量があり、部屋の作りも複雑で、より今っぽい仕様である。
背面側にPC用ポケットも設けてあるし、底部には汚れものを入れられるポケットもあるので、履物とか濡れたものなどを気にせずそのまま入れておける。
外側にドローコードやベルトもあるので、何かを挟んだりバッグの膨らみを抑えたり。内側にポケットもあるのでコードなど細々したものを分けていれることもできる。





デザインする際に想定したのは、海外に行く時用のバックパックというか、大きいスーツケースとバックパックで旅行するときに必要な機能を持たせたというところ。
落ち着いた雰囲気にしたのは仕事で使っても雰囲気を壊さない様に。
もちろん遊びに行くのにも使える様に、底部にサンダルとか水着を入れらるポケットを持たせたわけで、使い方は各人にお任せである。




どちらも「CITERAのバックパックだ」という雰囲気はあるので、楽しんで使ってもらえたら嬉しい。
実際に手にしたい人は、返品OKのトライアル対象商品なので是非トライだけでもして欲しい。
CITERAはあなたが思っているよりももっと身近な存在なんです。



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