2017.10.26
CANDIDA HOFER:LIBRARIES



2ヶ月ほど前、近所の蔦屋書店でドーンと目に飛び込んできた写真集の表紙。シールド状態のため中身も見れず、また価格も高かったのでその時は買わず。しかしどうしても忘れられず海外サイトで探すと1/3の価格で売っていたのでオーダーし、ようやく到着。あまり大きな本を増やしたくなく、写真集や画集は見ない様にしていたがこれは買わずにいられなかった。いわゆる"ジャケ買い”というやつだ。タイトルの通りに各国の図書館を写したもので、公共施設が好きな者にとってはよだれが出そうな程。

写真家の友人に聞くと、グルスキーやトーマス・ルフと同じベッヒャー夫婦の生徒とのこと。一般的にどの様に評価されているのか全く知らないけれど、彼女の写真は物の骨格を美しく描き出している様に見える。グルスキーの様に誰もが圧倒される”派手さ”の代わりに、スケール感の中に存在する線の美しさを確実に捕らえながら、公共の中にあるシーンをアーティスティックに切取ってしまう凄さに圧倒される。実にドイツ人の写真家らしい写真。

Naoki Ei





2017.10.26
CANDIDA HOFER:LIBRARIES



2ヶ月ほど前、近所の蔦屋書店でドーンと目に飛び込んできた写真集の表紙。シールド状態のため中身も見れず、また価格も高かったのでその時は買わず。しかしどうしても忘れられず海外サイトで探すと1/3の価格で売っていたのでオーダーし、ようやく到着。あまり大きな本を増やしたくなく、写真集や画集は見ない様にしていたがこれは買わずにいられなかった。いわゆる"ジャケ買い”というやつだ。タイトルの通りに各国の図書館を写したもので、公共施設が好きな者にとってはよだれが出そうな程。

写真家の友人に聞くと、グルスキーやトーマス・ルフと同じベッヒャー夫婦の生徒とのこと。一般的にどの様に評価されているのか全く知らないけれど、彼女の写真は物の骨格を美しく描き出している様に見える。グルスキーの様に誰もが圧倒される”派手さ”の代わりに、スケール感の中に存在する線の美しさを確実に捕らえながら、公共の中にあるシーンをアーティスティックに切取ってしまう凄さに圧倒される。実にドイツ人の写真家らしい写真。

Naoki Ei